ペルペルの「我思う故に我あり。」

日々、感じたこと綴っていきます^^

プリオン病⑧

プリオン病は、大変まれですが私たちの誰もが発病する可能性のある病気で、一旦発症すれば進行性に増悪して、平均 1 年半程度で必ず死に至る難病中の難病です。 」

「さらに遺伝性のものがあり、ヒトと動物に共通の感染症でもあります。3 つのノーベル賞を含む多くの研究がなされていますが、その発症のメカニズムはまだ十分には解明されておらず治療法も全くありません。約20年前には、牛のプリオン病からヒトに感染した変異型クロイツフェルト・ヤコブ病に多くの人々は恐れ慌てふためきましたが、今やほとんど忘れ去られようとしています。しかし、鹿のプリオン病は着実に増加しており、アルツハイマー病やパーキンソン病の原因蛋白質プリオンと同様であるとの報告も出てきています。」

プリオン病の克服はまさに人類の課題であり、全世界の人々が協力し合って初めて達成されると思われます。この病気を正しく理解し偏見を廃して診療や研究に努力することだと思います。そしてまわりの市民の方々にもそれを伝えて、理解と支援を広めていく必要があります。」

プリオン病の研究を進めるには、亡くなった患者さんの剖検や病理検査が是非必要です。」

「感染性疾患であるプリオン病に対して、医療サイドが拒否的になってしまうことがあります。入院拒否もみられ、特に、日本のプリオン病の剖検率は平均15%以下と、他の先進国に比し極めて低く、わが国のプリオン病の診断精度は低いという批判を受けています。剖検が原則として義務化されている国もあります。本邦では病理解剖は義務化されていません。しかし、病理解剖を施行すると、厚生労働省、各都道府県からのプリオン病剖検に対する手厚い補助金支給制度があります。そのことからも、国としてもプリオン病の剖検は重要であると位置づけていることがわかります。」


とある資料からの抜粋です。おそらくプリオン病が解明されると、様々な病気の解明に繋がります。

母の命が、生きてきた証が人々の未来の役に立てばいいと思います。


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