彼の事を思い出し彼女は笑った
過去の事に囚われ過ぎない様にと
彼も笑った
不思議な家族
不思議な家族と言って彼女は笑った
みんなが幸せになれたらいいのにと願い
彼女は目を閉じて祈った
そんな彼女を抱きしめてキスをした
過ごしてきた日常は
時に幸せで
時には悲しくもあった
つまらないことは明日にしよう
つまらないことは明日にしようと
彼女は言った
わずかな時間でも一緒にいられる事が嬉しかった
恥ずかしい事もあるがそれはそれでいい
小さな幸せを見つけながら生きてゆく
それが今の望みだ