あの雲の向こうへ渡りたい
現実の中ふと空を見上げて思った
人生は辛い事や悲しい事の方が多い
それでも目を背けず乗り切って進む
彼女は天を見上げて祈った
どうか世界の最後は平和であるようにと
どうか理不尽な悲しみに暮れる人が居なくなるようにと
すべては胸の中で始まって
幸せは誰の胸の中にもあると見上げた空を見て思った
幸福は誰かを助けて誰かを傷つける
真っ当な考えでは辿り着けない思いがある
すべてを飲み込んで
耐えられなくなった現実を目の当たりにする
空を見上げて思った
あの雲の向こうへ渡りたい