世界に少し青みがかかり
まるで映画のワンシーンのように
ゆっくりと時間が流れた
ここで立ち止まれないと叫ぶ声
振り返っても誰もいない
そこで立ち止まってはいけないと
彼方で叫ぶ声がする
「私はあなたの一部だと思います」
ふと我に返りこだまする
そう叫ぶ自身の細胞が
今日も不条理をかいくぐる
もたれ掛かった悲しみを押し殺していく
振り返ったその先に新しい未来が待っている
いつも読んで頂きありがとうございます。