汚れつちまつた悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れつちまつた悲しみに
今日も風さへ吹きすぎる
汚れつちまつた悲しみは
たとへば狐の皮裘(かはごろも)
汚れつちまつた悲しみは
小雪のかかつてちぢこまる
汚れつちまつた悲しみは
なにのぞむなくねがふなく
汚れつちまつた悲しみは
倦怠のうちに死を夢む
汚れつちまつた悲しみに
いたいたしくも怖気づき
汚れつちまつた悲しみに
なすところなく日は暮れる・・・・・
「汚れつちまつた悲しみに」というフレーズが物悲しく不思議な詩
この詩を私の好きなロックミュージシャンがアルバムに収録していて耳に残っていた
この詩が中原中也氏の有名な詩だと知る
どこかで見たり聴いたり有名な詩だった
いろいろな縁がある
不思議な縁がある
求めている詩がある
大事な想いがそこにある
本物が共鳴する瞬間を僕らは目の当たりにするんだ
嗚呼「汚れつちまつた悲しみに」で繋がっていたのか
いつも読んで頂きありがとうございます。